鳥羽市の息子氏1

昨日の息子氏は、三重県鳥羽市にむかいました。近鉄四日市駅から特急「しまかぜ」に乗り込んだ息子氏ですが、発車して10分とたたないうちに、わたしの肩で眠ってしまいました。「しまかぜ」は一日に数本しか運行されていない人気の列車であったし、これが息子氏にとってはじめての本格的な鉄道旅行の機会でしたが、あっけなく眠ってしまいました。車掌さんが記念シールをくれたり、社内販売でいろいろなものが売られていたのですがね……。電車内には、カフェがあったり、展望室があったりしたのですがね……。息子氏の代わりに、母親女史が嬉々として、社内を行ったり、来たりしておりましたな。その後、目的の鳥羽駅付近まで、息子氏はわたしの肩を枕に熟睡しておりました。電車の揺れが気持ちよかったのでしょう。

 

鳥羽駅に降り立った息子氏は、その後、歩いて10分ほどのところにある鳥羽水族館に向かいました。正確に言うと、息子氏はわたしに抱っこされたまま、わたしをタクシー代わりして10分間移動しました。外は灼熱だったので、わたしは汗まみれでございます。水族館について、ようやく涼しい室内に避難することができたのですが、息子氏はなかなかわたしの抱っこから降りようとせず、また、せっかくの海の生き物たちにもあまり興味を示してくれませんでした。したがって、いちばん最初の入り口付近にかなりの時間滞在することになり、そこにあったエレベーターにのって上下することに多くの時間がついやされました。息子氏は、唯一、天井につるしてあった巨大なクジラの模型をみて「大きなクジラ」と言ったぐらいでした。しかたがないので、そこにあったレストランに入ることにし、息子氏にカレーライスを食べてもらうことにしました。カレーライスを完食したあとは、少し落ち着いたのか、息子氏は水族館内を移動しはじめました。ただ、やはりエレベーターを見つけると、それに乗り込んで上下することに関心を示しておりました。かろうじてジュゴンを見たり、青い色のザリガニを見たりすることができたので、よかったのですが……。その後、折よく、セイウチのショーがはじまる時間になったので、息子氏をつれて、そのショーの会場に向かいました。大きなセイウチには、息子氏も興味を示し、ジッと視線をむけておりました。ただ、このショーは屋外であったため、最後までは見ることはせずに、涼を求めて室内に移動してしまいました。それでも、息子氏にとっては、いちばん水族館らしい経験をした場面となりました。その後、コミュニティーバスを待ってそれに乗り、駅まで戻りました。駅からはホテルのお迎えのバスに乗りかえ、ホテルにたどりつきました。

 

ホテルの広々とした部屋につくと、息子氏は走り回って遊びはじめました。夕食の時間になったので、レストランに降りて行ったのですが、せっかくの海の幸にも息子氏はあまり興味を示さず、追加注文をしたブドウジュースを飲みほすと、息子氏の関心は、またしてもホテルのエレベーターにむかってしまいました。食事を中断して、なんどとなくエレベーターに乗りにいくことになり、そのたびにレストランの方に気をつかわせてしまうことになってしまいました。あげくのはてには、レストランの方がブドウジュースをさらにもういっぱい息子氏にサービスしてくださいました……。息子氏は、もちろん、遠慮なくゴクゴク飲んでおりました。かたや、母親女史は、こちらも追加料金が発生する肉に舌鼓をうったり、鮑を堪能したりしておりました……。ついでに言うと、女史は、リラクゼーションスパもうけて追加料金をおしげもなく発生させておりました。

 

食後は部屋にもどって、お風呂に入ったり、ゆったりしておりました。息子氏は、お昼寝の時間が短かったためか、比較的早くご就寝になってくれました。いつものように、二つのベッドの中央で、スヤスヤとお眠りになってくれました。

 

一日の終わりに、「なにがいちばん楽しかった」と息子氏に聞いてみたところ、意外にも、「バス」という答えがかってきました。バスに乗っていた時間は、全部あわせても10分ぐらいだったのですがね……。「しまかぜ」も「水族館」も、息子氏をあまり喜ばせることができなかったので、今回の旅は企画倒れでしたが、まあ、よしとしましょう。それはさておき、息子氏を抱っこしつづけたので、わたしの腕はパンパンになってしまいました。そして、わたしのシャツは汗まみれでございます。

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