「よいおとしを」と言う息子氏

今年も息子氏がお世話になり、ありがとうございました。

 

今年の息子氏は、一年を通して大病を患うことなく、なんとか元気に過ごしてきました。とりわけ、今年は、電車、プラレール仮面ライダーもの、戦隊ものピカチュウポケモン、パウパトロール、『鬼滅の刃』、ダンス、お菓子、フルーツ、ダンゴムシ収集、カブトムシ、クワガタ、かくれんぼ、クイズ、すごろく、じゃんけん、うどん、等々に人並以上の情熱を注いでおりました。一方で、相変わらず、髪の毛を切ることには積極的になれず、の一年でした。

 

休日は、電車に乗って某駅まで行き、駅に隣接しているデパートの地下にある本屋さんで本を買い、その後、同じデパートの9階食堂フロアにある某うどん屋さんのお座敷を陣取って「お子様うどん」を食べることを習慣としておりました。しかも、毎回、まず、ピルクルというヤクルト的な飲料を飲み、その後、うどんにコロッケを浸して食べ、次にうどんを完食し……という食べ方も遵守されておりました。もちろん、注文時には、わたしが「ケチャップ抜きで」と言い忘れることは許されませんでした。ほぼ毎週末、同じこの店に行っていたので、今では常連扱いで、お店の方から「お座敷がいいですよね」と言われてしまいます。いささか恥ずかしくもあるのですが、息子氏が行きたいというので、致し方ありません。うどんを食べ終えると、息子氏はもうすべてやり終えたと言わんばかりに、また電車に乗って帰ろうと言います。だから、帰ります。正味2時間程度の外出ですが、息子氏はこれでも満足してくれます。移動中、息子氏は、積極的にわたしと手をつなぎたがります。いままで、わたしと手をつなぎたがるニンゲンなど皆無だったので、これもいささか気恥ずかしくもあるのですが、手をつながないと息子氏は怒るので、これも致し方ありません。子育ては、致し方ないことだらけです。

 

今年の息子氏は、保育園で教わったのか、「よいおとしを」と言うようになりました。息子氏はもう夢のなかなのですが、息子氏になりかわりまして、みなさん、「よいおとしを」。

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