手づかみの息子氏

「手づかみで食べさせるとよい」と、先日の一時保育のときに先生に言われたので、最近はなるべく手づかみをさせるようにしております。パンをちぎって食べたり、苦戦しながらもなんとかトマトをつかんで食べたり、バナナばかりに手を出したりと、息子氏も手づかみの食事を楽しんでいるようです。スプーンでひとさじひとさじ口元まで食べ物を運んでいたときにくらべて、手づかみの食事は時間がかかるし、食べ散らかして汚れてしまうのですが、息子氏が一生懸命になって口元まで食べ物を運ぶ姿がつぶさに観察できるので、これはこれで楽しんでおります。小さいキュウリをぜがひでも口に入れようとして、そのたびごとにスルスルとキュウリが逃げて行ってしまうときの息子氏の表情は、なんとも悲哀にみちております。息子氏よ、キュウリの意地悪に負けるな。

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